去年5月出したアンソロが先日の春コミで完売しました。やったー!おめでとー!

アンソロ主催という、やろうと思えば誰でもできるけど始めるには勇気がいる、そういう得難い経験をしました。寄稿してくださった皆様、そしてお手に取ってくださった皆様には、感謝してもしきれません。最初から最後までずっと楽しかった!

今後またアンソロを主催することがあっても、初めての一冊ってずっと思い出に残るだろうから、反省と戒めの意も込めて記念にブログを書きます。この記事はめっちゃ長いです。情報を得に来た場合は下の目次をご利用ください。

なお、この記事のアンソロ事始め的な記載は、個人誌を少なくとも一冊は出したことがあって、本の出し方・イベントの出方・通販のやり方がわかってる人向けです。そういう前提で色々書いてるのでフワッと読んでください。

アンソロやりたいと思ったきっかけ

わたしの場合、アンソロやりたいと思った理由が「公式に中々登場しない好きキャラをたくさん見たい」という気持ちでした。推しソシャゲの好きキャラはざっくり言うと双子の姉なのですが、妹より出番が少なく、妹がアイドル衣装貰った今年なら姉も水着とか来るかも?と勝手に期待してたのですが来ず、……、…………、…、これはもう自分が見たいものは自分で作るしかねえ!と思い至った次第です。

ステンノさま…………………

ただ、一冊の本にするならどうまとめるか?と考え直した結果、キャラアンソロではなく、様々なキャラでひとつのテーマに即したお話を描いてもらうオールキャラアンソロジーになったので、その経緯はまた後で書きたいと思います。

企画立案

実際にやったことを時系列順に記載します。
  • 2021年9月(はじまり)
    • 1. 企画立案(こういうアンソロつくるぞ!と自分の中でざっくり決定)
    • 2. 印刷代見積り → 予算作成
    • 3. スケジュール作成
    • 4. 企画書作成(ほかの人が読めるように①③を清書)
  • 2021年10月(一番緊張した)
    • 執筆依頼
  • 2021年11月(たのしかった)
    • 1. 参加者決定
    • 2. タイトル決定、原稿作成ガイドの共有
    • 3. 告知Twitter開設、執筆者の告知
    • 4. 参加者向けに執筆担当キャラの一覧を公開
  • 2022年3月(佳境)
    • 締め切り(~修正期間)
  • 2022年4月(大の字)
    • 1. 脱稿
    • 2. 告知アカウントでの表紙~サンプル公開
    • 3. 通販予約開始
  • 2022年5月(おわり)
    • 1. イベント
    • 2. 執筆者への献本およびお礼の発送
    • 3. 落丁対応
    • 4. 再販等

予算作成

予算=原稿をお預かりした責任をとるということなので超大事です。下世話といわれようがとにかくお金がなくては何も始まらない!アンソロで必要なお金はザックリこれです。
  1. 印刷代
  2. イベント参加費用
  3. お礼代
何はともあれ印刷代!イベント参加費用はいつも通りとして、お礼代は出せる範囲で、というところです。献本は必須ですが、発送となると地味に梱包代・発送代がかかってくるかも。
わたしはデザイナーさんに表紙デザインをお願いしたので、+デザイン料もありました。

印刷代見積り

アンソロってやりたい装丁を試すチャンスらしいです。質素な個人誌ばかり出していたわたしは、特殊装丁に興味深々でした。特殊紙でカバーをかけて、空押しで…なんて妄想があったけど、詳しくなかったのでとりあえず訪問OKの印刷所へ直接お話を伺いに行きました。

わたしが行ったのはプリントウォークさんという印刷所です。スタッフさんとっても丁寧で優しくて、滅茶苦茶楽しかったです。その節は本当にありがとうございました。
印刷所に実際行って感じたメリットは、①いろんなサンプルを見られて出来上がりのイメージが持ちやすい、②アンソロハウツーを聞けて予算・スケジュールの参考になる、③モチベ上がるという点です。行ってよかった!
※訪問日時は事前に電話で相談しました。

紙サンプルはいつも元気をくれる

そのとき「凝った装丁なら二カ月前には相談してほしい、早すぎるくらいでいい」と伺ったのを目安にスケジュールを立てていきました。その後ページ数もやりたいことも増えたせいで、実際の印刷代は見積もりの3倍くらいになりました。心臓と胃が痛かった。

プリントウォークさんは一般的に「30万円くらいあればアンソロ作れる」と言ってました。でもほんとにわかんないよね。実際の部数は、今後のTwitterでの執筆者とか表紙、サンプル告知に対する反応数で決めていきます。

スケジュールの決定

イベントの月から逆算していきます。私は以下の目安で建てました。
  • 早割入稿は締め切りがイベントの1カ月~3週間前
  • 編集期間で約2週間
  • 修正および締め切り延長で約1カ月
  • 執筆期間で2~3カ月
  • 執筆依頼の検討期間に約1カ月
できたのが下のスケジュールです。寄稿者の皆様に実際に公開した図です。
動き出しは9月だったので発行まで約8カ月と長丁場でしたが、個人的にはちょうどよかった気がします。ていうか同イベント締切の個人誌や寄稿の予定があって、これくらい余裕無いと無理だった。

企画書作成

◆準備するもの:企画用のGoogleアカウント

企画書をつくります。そんな大層な物でなく、いつまでに何がしたいのかを整理して書き出すかんじです。執筆依頼と一緒にこれを送ります。こちらに実際のドキュメントを貼っておきます。Googleドキュメントです。

FGO女神アンソロジー企画

でも体裁はなんぼ整えてもええと思います。主催が「わたくしに原稿を預けてくださったなら必ずや本にしてみせまする♨」と、執筆者に己の企画力・責任力をアピールできる貴重な場ですので。
アンソロにおいては、最初の執筆依頼以降はメールでのやり取りを推奨します。管理しやすいから。Googleならドキュメントやスライドも作成できるし、企画用にGoogleアカウントを取得して一括管理するのが便利でした。

コンセプトの決定

正直、わたしの好きキャラは大人気キャラではない!みんながみんなこぞって描くキャラではない…ので、キャラアンソロは勇気がいる。また、初主催の不安もあり公募でなく依頼方式は譲れない部分でした。
お願いする執筆者には楽しく描いてほしいし、楽しく描いてもらった同人誌が一番面白い。なにより面白い同人誌が読みたい!の結果、「好きキャラ」より「好きコンセプト」を優先すると決めて、そのあたりを整理しました。

・好きキャラは「女神(人間と異なる存在)」「姉」「優美だけどものぐさ」
 → 一般人を弄ぶ神様が趣味!そういうお話読みたい!
・主人公は世界を救うため、過去の偉人や伝説上の人物を召喚して使役する
 → 主人公と好きキャラは世界を救ったあとは別れる運命にある
 → 伝説上の存在が今、目の前で実在している
  → 「神様の実在」「神様とかかわった記録」をテーマにした本読みたい!

上記の整理で、コンセプトを以下に決めました。
「女神サーヴァントの記録」のような、女神が誰かと関わったり、女神のせいで出来た疵だったり、人間の許容を超えた慈悲や施し、女神に寄せられる信仰や祈り、女神に関わる話を集めた(コミック)アンソロジーをつくりたい

タイトルの決定

タイトルは執筆者確定後に「HER ARMS 両腕のある女神たち」と決めました。現代は腕のない女神像の不完全すら完成された美としてとらえる思想もあるけど、このアンソロで描きたいのは「実在の女神」だよね、腕のあるヴィーナスを見たいんだよね…という連想でした。

個人的にタイトルとは背骨のようなもの、コンセプトを端的に言い換え、本の行く先を示す指針だと思っています。そのためタイトルは早くつけたいと考えていましたが、自分の中で初期からコンセプトを固めていたおかげかスムーズに決まりました。

執筆依頼

マジで緊張した!死ぬかと思った。一番の大仕事だったかも。
ほかの人の反応を見たくて、依頼予定だった人とごはん行った帰りに「今度アンソロ作ろうと思うんですけど…」てほのめかしたら「いいじゃないですか!」て軽くほめてもらえて、(あなたにもお願いする予定です)と思いつつ元気をいただいてました。距離近い人の反応を見てからの凸、許されると思います。

依頼方法と返答期間

執筆依頼はTwitterとpixivの相互フォロワーへ、DMやメッセージでお願いしました。すぐに気づかない可能性と今後の予定の確認のため、お返事の期間は一カ月の猶予を設けました。
返答期間は2週間程度が普通っぽい?ですが「一カ月あったからこのテーマで描けるか熟考できた」とお声をいただいたこともあり、これくらいあってもいいのかなと個人的には思います。イベントまで時間があったからできたのもありますね。

文面

正直言うと、わたしは依頼文を気にするタイプです。アンソロお呼ばれするの嬉しいし大感謝だし、だからこそちゃんと発行されてほしい!最高の本だって思いたい。お誘いいただいた時点で安心したくて、依頼文はめっちゃ読みます。

アンソロにおける安心って何?を自分が考えると、以下のポイントが出てきました。

  1. 発行までの見通しが立ってそう
    無理のないスケジュールであり、発行までに何をすべきか主催がわかってそう
  2. 主催者が執筆者の作品傾向をわかってそう
    参加者がこのアンソロに誘われた根拠が明確っぽい

①は当然だから省略するけど、お誘いするタイプのアンソロは②も超大事だと思います。誘った根拠、「あなたの作品のこういうところが自分は好きだから、このテーマで描かれたあなたの作品を読んでみたいと思う、ぜひ寄稿してほしい」というメッセージです。自分が寄稿者なら”自分”に描いてほしいと思って呼ばれたいし。

だから②の部分をできるだけ丁寧に書くようにしました。いや、書いたつもりだったんですが、今読み返すと長いしほぼ怪文書だな……これで引き受けてくださった寛大なお心に感謝するばかりです(下の画像のモザイク部分が②)。

依頼時に共有しておいたほうがいいこと

依頼時点で執筆者に確認しておいたほうがよかったかもということです。
  1. 献本の方法
    お礼や献本のお渡しは、個人情報をお預かりしてご自宅(または郵便局)に発送するか、イベント会場等で直接手渡しの2種類があります。配送の場合、個人情報のやり取りがある旨は最初にお伝えしたほうがいいかもです。海外にお住まいの場合もあるし。
    ヤマトでLINEを使って匿名配送する方法もあるので、そちらの検討もいいかも。

  2. 原稿で避けてほしい表現
    全年齢とかグロ禁止とか色々あるけど、とにかく避けてほしい表現は最初に伝えておいたほうがいい!ワガママはある程度までは言っていい!結果的にオールキャラアンソロになったけど、原作で結婚or付き合ってるふたり以外のCP表現は禁止とか、作中で生きてるキャラの死ネタはダメとか、このアンソロでは幼児化・ケモ化・性転換はイヤとか色々書きました。

  3. 描いてくれると嬉しいこと
    キャラアンソロじゃないとは言ったけど好きキャラ、いたら嬉しいし…!と思って「無理強いしないけど〇〇いたらうれしいな~」と要綱に描いたら、一コマ登場させてくれたりコメントで描いてもらえたり滅茶苦茶うれしかったです。

  4. 公開していい範囲
    サンプルに使う箇所は前半1/4までとランダムにピックアップしたページの予定でした。なので、最初の数ページまでは進捗状況を公開していいことはお伝えしていました。また、Web再録期間は発行1年後であること、紙媒体の個人誌ならいつでも再録可とお伝えしました。

執筆者の人数

管理工数を鑑みて、このときお誘いできたのは11名でした。自分が一方的にファンやってる11名全員にお断りされたらどうしようとお誘いした当日は眠れぬ夜を過ごしたのですが、全員にokをいただけて死ぬほど嬉しかった。
たまに40人とかのアンソロ見ると、とんでもない気力胆力熱量だとビビります。11人でも大変だった。巨大アンソロはすごい。

執筆期間

お返事が来たら執筆開始だ!

テンプレ&ガイドの配布

お願いした方のなかには初・同人誌の方もいらっしゃいました。テンプレートの使い方って何?(正直このとき私もよくわかってなかった)というお声のため、原稿の作成ガイドをGoogleスライドで作りました。実際のスライドはこちらです。無駄に28枚もあります。

実際に役立ったかはわからない…

自分が初めてアンソロ参加したとき、わからないことがあれば聞いてね!と言われても何がわからないのかすらわかってなかった。ので、思いつく限りのハウツーを書き、書いてあることがわからなかったら聞いてね!の形式にしました。執筆者の同人誌作成経験と使っているペイントソフトを聞いて作ったので、少しだけフォトショの記載があります。あのカッコイイ漫画はフォトショから生み出されてたんだ…すげえ……

表紙依頼

ずっとやりたかったことのひとつ、デザイナーさんに表紙をお願いしました!超ーーー楽しかった。最近はお忙しそうで、もう頼めないかなぁと残念ではあるのですが、また機会があればお願いしたいです。
わたしがお願いした方はサイトをお持ちだったので、サイトのメールフォームから連絡を取り、作成をお願いしました。期間は依頼から納品まで7週間(2カ月弱?)くらいだった気がします。

このズタボロの初期案が

こうなるのやばくない?

見せびらかしたがりなので、表紙ができたよ!タイトル決まったよ!この間は告知RTありがとうございます!みたいなメールを逐一送っていたのですが、この表紙は執筆者の皆さんからも爆受けで…フフ…その節は本当にありがとうございました。

連絡

今後のスケジュールやいろんな共有事項のメールを返信不要でお送りしていたのですが、公募のアンソロだとTwitterが告知兼連絡媒体になってることが多い気がします。わたしは依頼方式だったのと、最初に共有したスケジュール通りに準備が進んでいるのをお伝えしたかったので、度々メールで状況共有をしていました。
執筆するキャラとあらすじの事前共有は結構反応があって、同じキャラを描く方同士で探り探り作業通話したり、自分の知らないところで話題になったらしく面白いな…と眺めていました。

基本的にメールで連絡しており、連続する連絡についてはツリー上で、返信する形にしてました。振り返りやすくて個人的にはよかったのですが、あまり続けると重くなっていくので、ほどほどに切っていくのも大事かなと思います。人数少なかったし連絡で「この間あげてたあの作品よかったです」みたいな喋りをしにいく距離感バグ主催者だったから一斉送信機能使わなかったけど、連絡漏れにおびえるくらいなら使ってもよかったな。

タスク管理はスプレッドシートで泥臭くやったけど、今はいろんなタスク管理アプリあるし、探してみても良かったな〜

スプレッドシートで連絡済か毎回チェックしてた…

提出

締切をぶっちぎる方が…みたいな話を聞いてたけど主催者のわたしが最後尾くらいで、それよりも寄稿の感想をお送りするのがド緊張しました。最初の読者だし絶対絶対絶対絶対に読み間違えてはいけない…………というプレッシャーのなか、普通……に読み間違えた回が何度かあり………………(引)

一番最初に読める喜びに勝るものはありません。そして最初の読者として、この傑作に見合う感想をお送りする責任が主催者にはあります。その最初の読者が誤読してしまったらその罪は…滅茶苦茶デカイ!取り返しがつかない!
全員のお話が滅茶苦茶に良かったんです。本当に良かった。良いから、ちゃんと咀嚼する落ち着きが必要だったなと今は反省してます。後では何とでもいえるけど。

次回があれば、
  1. 提出された原稿データをまずDL→ページ数とファイルサイズだけ確認
    受け取った旨だけ24時間以内に伝える
  2. ゆっくり読んで三日以内(最悪週末まで)にきちんとした感想と、原稿不備があれば指摘する
くらいの余裕があっていいのかも。感想については、締め切り以降に提出いただくと編集作業との兼ね合いで難しい場合があるので、そのときは良かった点だけ簡単に伝えて、作業が落ち着いたタイミングで改めてきちんとした感想を送りなおしていました。

締切

多くのアンソロと同様に第一締切日(修正期間)最終締め切り日を設けていました。修正期間は10日くらいで、第一締め切り日は入稿予定日の一カ月前くらいを指定してました。
大体の方は余裕で脱稿していて、ていうか締め切り3月だったのに年末には提出された方がいて度肝を抜かれた。夏休みの宿題ちゃんと前半に終わらすタイプだ…(わたしは夏休みの宿題を無視した結果、冬休み前日の終業式後に呼び出されて全部やるまで出られない教室したことがあります、最低だよ)。

主催者だし張り切って2本描くぜ!と思ってたら、46pの超大作を引っ提げて現れた方がいて腰抜かしたよね。己の締め切りぶっちぎるくらいなら3本目も描きたかった。

編集作業

副主催を立てる必要はないけど、編集というかページ抜けとか不備がないかは絶対に二人以上で確認したほうがいいし、次回があれば雇ってでも確認作業は複数人でやると思います。このアンソロは初版でページ抜けが発覚しました。
ページ抜けは執筆者の方の寛大な対応頼りだったのであまり参考になりませんが、この対応もあとで記載します。

告知

告知はTwitterとpixivで行いました。サイトやフライヤーをつくる余裕はなかったです。完売したのでTwitterは今年の5月に削除予定です。

アイコンもデザイナーさんのご厚意でいただき頭が上がりません

告知スケジュール

  • 2021年11月20日:アンソロおよび執筆者一覧の公開
  • 2022年03月21日:執筆者の担当キャラ(+1コマ)公開
    • 通販アンケートの実施
  • 2022年04月09日:表紙の公開
  • 2022年04月16日:サンプル公開
  • 2022年04月22日:通販予約開始日時の告知
  • 2022年04月27日:通販予約開始
  • 2022年04月28日:お品書き+ポスター公開
  • 2022年05月04日:イベント当日
    • 05月04日 ページ抜けのお知らせ
    • 05月05日 ページ抜け対応として全文公開(~06月11日まで)
    • 05月08日~ 印刷用データ配布
    • 05月18日~ ネットプリント対応
  • 2022年05月12日:再販予約開始(ページ抜け対応済)
  • 2022年06月12日:再販開始
告知の画像

サンプルと部数

冒頭で印刷部数の見積りを出したときにサンプルの反応数を参考に、と言ったけど、そのときついたいいねの数が2000件くらいで参考にできなくなった。肌感覚ではpixivよりTwitterのが参考になる(みんな最近pixivのこと倉庫としか思ってないから)。在庫の期間を気にしないなら、実はいいねの数くらい刷っちゃってもいいのかもしれない。正解が知りたい。

通販

反応が多かったこともあり、サンプル公開と同時に「予約まだ?」という声が多くありました。今はサンプルと同時に予約を始めてしまってもよかったなと思います。当時はバタバタしてたのと、とらのあなの予約日時が掴めないこともあって後回しにしてました。メロブは自分で指定できるみたいですね。

イベント当日

なんか光の速度ですべてが過ぎていった感覚でした。この間アンソロやるって決めたばっかりじゃん(8ヶ月は経ってるよ)。

アンソロにでっかい反応をいただいたこともあり当日は壁配置でした。執筆者の方が3人もスペースにいてくれて、4人体制で回す余裕体制だった。ほかにもスペースいらしてご挨拶してくださった方がいて、本当に楽しかったな~執筆者の方に直接本を手渡しできたのが嬉しかったです。お願いした印刷所の社長さんもいらしてくださって、お礼を言えてよかったです。
5月のスパコミは季節がよくて穏やかで最高なんだよね。人はごった返してるけど。

デザイナーさんの計らいでポスター用に図案をいただいた

アフターはお台場でヌンチャをすべしと聞きました

イベント後は家に帰ってすぐに献本+お礼を梱包し、配送予定の方に送りました。
お礼ですが、わたしはお茶とお香をお送りしました。お香はこれ。オシャレで可愛くて、会場でお会いする方にも渡しやすいサイズなのがよかったな~。
お礼で調べるとアマギフとかも出てくるけど、主催者さんから品物をいただいてその方のセンスを感じるのが好きだったから、わたしも物品をお贈りしました。

ページ抜け事件

イベント後、執筆者の方から自分の話に足りないページがあるとご連絡をいただきました。
死ぬかと思った…ここで改めての謝罪は控えますが、最後の最後でこういうことする人間だっていう己の信用のなさを思い出して、ひとりでこういうでっかいことやるもんじゃないなあとイベント後に乗った深夜バスのなか悶々と考えていました。

5/4、午後10時(イベント当日):ページ抜けと対応の発表

執筆者の方と相談し、抜けたページを含む該当作品全ページを期間限定でWeb再録していただく方針に決めました(公開期間はページ抜け対応済の再販が開始される6/11まで)。
この方針をTwitterでページ抜けがあることを発表、ページ抜けについて謝罪しました。

5/5:印刷用データの配布を発表

こちらの印刷用データは、購入者からの問い合わせで決定しました。当アンソロジー企画はTwitterのDMやお題箱でメッセージを受け付けていました。

5/6:執筆者による全文公開開始

5/8:印刷用データの配布開始およびネットプリントの開始

5/12:ページ抜け対応版の再販予約開始

6/11:ページ抜け対応版の再販開始、Web公開終了

今見返しても心臓がバクバクいう。反省点は①自分の苦手なことを最初に把握して誰かを頼る、②アンソロ出すときは個人誌諦めるです。個人誌出してなくても愚かな自分は同じ過ちをしたかもしれないけど、もう少し心の余裕があったのは確かだから…

再販

装丁が装丁だったので、再販は少しお値段を上げさせていただきました。通販開始時は「〇〇アンソロ【再販版】」のように、通販サイトで別の本として新しく登録しなおしていました。再販までの期間が短く、そのときはマジで口座が吹っ飛んだくらいのダメージを受けていてクレカ切る手がガタガタ震えたのを覚えています。赤裸々すぎ。

再販告知イラスト

装丁

いや~どんだけ見てもかわいいもんはかわいいな。


カバーはファーストヴィンテージのブルーグレーに空押ししました。その下は普通にアートポストです。遊び紙はアートドリープ96kg ハッパというやつにしました。
神話めいた、石板に掘られた文字のような神秘的なカバーをめくると、鮮やかな青に踊る女神たちが現れる、というのをやりたくて作った装丁です。遊び紙はひびわれたような、でも上品なトレペでまたかわいい。やりたいこと全部盛れてよかった!
あとプリントウォークさんで使った、本文用のホワイトバルギーという紙がとても柔らかくて軽くて、150p越えの本も素直に開いてくれてよかったです。装丁についてはたくさんお褒めいただけて嬉しかったです。初版には書けなかったけど、再販分には装丁の仕様をあとがきに記載しました。装丁の仕様を書いてくれる先輩同人誌たちへの感謝をin…

ほんとはクリアカバーって面白いかも?と思って印刷所に話を聞きに行ったんですが、ちょうど通りかかった社長さんに「マジで高いけどウチは金積まれたらなんでもやるよ」と闇医者みたいなことを言われて、怖気づいてやめたんだよね。クリアカバーは滅茶苦茶高い。

装丁考えるのに忙しかったのと、グッズに興味なくてノベルティなかったんですが、その分装丁を楽しめたから満足です。次回あったら何か作ってもいいかもとは思います。

再録

このアンソロは発行から1年のweb再録自粛期間(現物の同人誌への再録は即時ok)を設けていました。1年経ってツイッターやpixivにweb再録を載せてくださる方々がいるので、よかったら読んでください!なお、再録は作家さんのご厚意によるものです。再録に関するお問い合わせはくれぐれもご遠慮ください。

https://twitter.com/search?q=%E5%A5%B3%E7%A5%9E%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AD&src=typed_query&f=top

web再録、正直自分は相当恥ずかしかったのですが(去年出した漫画を読むのがもうつらい)、主催がエイヤと飛び込んだら続いてくださる優しい方がいて嬉しかったです…紙の本も超超超かわいくできたのですが、いつでもスマホで読める状態というのは最高ですね!

アンソロ主催は楽しい

始める前にアンソロ主催経験のある人からお話を伺っていたんですが、「一生宝物になる」と言われた通り、本当に楽しい本ができました。アンソロって主催が一番楽しい!大変だった(というか胃が痛かった)シーンは何度もあったけど、それ以上に最初から最後までずっと楽しくて最高でした。ほかの人に自分好みの物語を描いてもらえるって嬉しい。
予算とか思うと軽はずみに勧められる遊びではないのですが、やれる力があって迷ってる人がいたら絶対やったほうがいいって言うよ。やろうよアンソロ!

確定申告は大変だから領収書はちゃんともらっておくと吉のようです。
以上です、読んでくださりありがとうございました。