2026/03/08 日記
梅は散ってしまったけど街路樹のモクレンが咲いて町全体が春めいてきた。肉厚の花びらは道に散らばってもかわいい。今年の冬は仕事していたら瞬く間に過ぎてしまった。もっと遊びたかったと思うけど振り返れば案外遊んでいるような気がする。記録をつけておかないとあっという間に忘れてしまって勿体ないので、書き留められる範囲で書き留めておく。
大逆転裁判
大逆転裁判1クリアした~面白かったな。出てくる人物たちの表情がどれもこれも良くて引き込まれる。感情表現が豊かで、彼らの大げさな身振り手振りも人物にはよく馴染んで見ていてとても楽しい。音楽もよかった。あまりに楽しくて、久々に寝る間も惜しんで遊んでしまった。特にメグンダルの顔が好きだったな~良い造形。
恐怖や緊張の表現がうまくて圧倒される。おもしれえ~
話的には4話が好きだった。まさかの人物が被告人として引きずり出されて、法廷に立たされたその人の恐怖や緊張を想像してプレイしながらビビってたんだけど、一緒に立とうとする人が出てきて心強かった。逆転裁判の、イジれるものすべてをイジる手癖の悪さにへらへらしながら遊んでるんだけど、なんというか人間の感情の扱いが真っ当で、キャラクターの造形に納得しながら進められて終始安心感があったな。
バンジークス…あまりに綺麗な男…
ED永遠に終わってほしくなかった、亜双義、好きだ……………
センチメンタル・バリュー
3/1、ちょうど日曜日に映画の日だったから久々に映画館でも行くかと観にいったらこれが滅茶苦茶良かった。観終わってからアカデミー賞にノミネートされまくっているのを知った。
映画監督の父が俳優の娘に自分の映画への出演を誘うんだけど、家族を顧みなかった父に反発し、娘は渡された脚本に触れることもなく依頼をすげなく断るところから始まる映画で、思いは伝わらず、言葉は選べず、人の気持ちはわからない、居心地の悪さと、じゃあこの気持ちの収まるところは?と彷徨い続ける父と娘の道行を見届ける話だと思ったんですが………なんでこんなぐっとくるのかって、そうだからなんすかね 思いは常に一方通行なところ 多分 当て馬ポジの若い俳優がいるんだけどこの人が優しく明るく賢くて善良で、それもよかった。
※ネタバレの感想※
主人公と父親はまあすれ違い続けるんだけど、父から「お前のための話だから」と冒頭渡されたけど触れもしなかった脚本を、終盤妹に再び渡されて結局読んで、これはまさに自分の話だと理解するところ。父親は自分の傍にいなかったくせに自分を正しく理解していることを知って、でも父が娘を「自分と似ている」と思っていたことをここでもまだ娘は知らない部分、すごく良いと思うんだけど、なんでこんなにぐっとくるのかうまく説明できない。主人公が最初のほうで「演技が好き、他人の視点を取り込めるから」と言ってたのが、父親の脚本を通して自分に出会い、父を知る、それはこのふたりにとって”一緒にいる”ことでなく、自分たちを遠ざけてきた映画そのものだったことが、歪にフィットして、そのままでよいと肯定するような希望が見えたからかもしれないな。最後、作中作としてまさにその映画が出てくるの、観たいものが観れた嬉しさで胸がいっぱいだった。観客が望む風景を見せくれたカタルシスがすごい。
今週はセンチメンタル・バリューの余韻に浸っていました。
MOMAS『コレクションの舞台裏』
埼玉県立近代美術館で2/7-5/10までやってる企画展に行った。面白かった!
特設ページには「7つの独立したテーマを設け、コレクションを掘り下げていく、短編小説のアンソロジーのような展覧会」とあった。アンソロ、なんと素晴らしい響き。
前半は過去(戦中など)、後半は現代~今を生きる画家、そして最後に未来の子供たちに向けて教育の場としての美術館という展示の流れになっていて、着地点がアンソロの良いシメというかんじで良かった。展示室も普段無い感じの小部屋が連なるようなつくりで、今回は区画ごとに雰囲気が変わって、歩いていて楽しかった。Nerholぶりに来たんだけど、Nerholの展示も滅茶苦茶よかった、ブチ抜きで広い空間に作品が配置されててかっこよかった。
シュールで優雅で、肩に力入ってるぜブラザーとでも言われているような気持ちになった。
いや見たことあるなと思ってたんだけどここで気づいた。
ふわふわの盆栽だ!
ずっと生で見てみたいと思っていた、ふわふわの盆栽。
まさか埼玉で観られるなんて。嬉しすぎる。
脱ぎ捨てられたような薔薇柄毛布の筋肉スーツ。
うーんしみじみよかった。また観たい。
可愛くて不気味で懐かしい、夢見る薔薇という題目がぴったりで最高だったな。
WHAT MUSEUM『諏訪敦│きみはうつくしい』
ポスターかっこいいなと思って見に行った。建築模型の美術館だよね?といううっすらとした認識で、天王洲アイルもWHAT MUSEUMも行くのは初めてだった。東京湾に近い綺麗なエリアで良い場所だったな。
常設展と企画展がセットになったチケットだったから常設の建築模型も見たんだけど、隈研吾のM2があってちょっとテンション上がった。M2!見れば見るほどおもろい造形だ。
あと山岡嘉彌の「木造回遊式円楼」が面白かった。プレートに「宇宙に住まう建築家のためのコロニー」的なことが書かれていて宇宙を想定した建築物もあるんだと興奮したな。
実現されなくても、これからの生活を提案するような建築物の模型は観ていてすごく楽しい。去年『ブルータリスト』を観てから建築に興味を持ち始めて、関東は去年から建築系の展覧会が多いので触れる機会も多く、もっと勉強して楽しめるようになりたいと思った。
あと都市型竪穴住居みたいな名目の建築物があって、都市の隙間で呼吸する謎の生き物みたいな建物だと思ってなんとなく面白く見ていたら、建築家インタビュー記事があった。
肝心の企画展もよかった。
絵がべらぼうにうまく、彫刻も滅茶苦茶かっこいい。
読みたい本
麻根重次の『千年のフーダニット』

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